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 普段からメガネを愛用しているあなた。「メガネを掛けても物がはっきりと見えない」、「目が疲れやすい」という経験がありませんか?

 その原因は、レンズにあるかもしれません!レンズを長期間交換していない、もしくは、目の不快感などで悪化する近視のせいでレンズの度数が合わなくなっている可能性があります。特に、両眼の見え方の差が大きい場合、はっきり見えない方の目の近視が悪化しやすくなります。

 そのため、常にメガネを使っている方は、メガネを変えなくても、両方の目の見え方に差がないかどうかを確認するため、毎年検査してもらうことをお勧めします。特に、青少年には3か月毎の視力検査をお勧めします。

 度数の他にも、レンズ交換しないことで、視力を悪化させる原因はたくさんあります。

1、レンズの黄ばみ

 レンズが黄ばみ透明度が低下すると、眼球への負担が大きくなり、目が疲れやすくなり近視の悪化につながります。

2、レンズのキズ

 キズのついたレンズを常用すると、レンズのキズがプリズム効果を起こし、レンズの屈折率と光学補正性能に悪影響を与え、メガネの視力を改善する効果が損なわれます。

3、不適切な度数

 メガネの度数と、目の近視の度数が一致していないと、視界のかすみ、めまい、目の痛みなどの症状を引き起こし、近視の度数も悪化します。

4、焦点位置の変化

 長い期間メンテナンスしていないメガネは、フレームの変形やネジのゆるみ等の原因で、レンズの焦点と目の中心が合わなくなり、物を見る明瞭度が低下し、二重像などの症状が生じ、近視の度数が増加してしまいます。

 このほか、レンズを長期間交換しないと、目の疲労、痛みが起こりやすく、ひどい場合は一連の眼病を引き起こすことさえあります。そのため、メガネは定期的に交換する必要があります。では、どのくらいの頻度でレンズを交換するのが合理的でしょうか。ここからは、各年齢層に最適なレンズ交換時期をご紹介します。

1、青少年:半年から一年ごと

 青少年時期は、集中して目を使用する時間が長い時期であり、この時期の度数変化は比較的速くなります。できれば 3か月ごとに度数を検査して、悪化や両眼の見え方の差があるかどうかを確認することをお勧めします。病院に行かなくても、メガネの販売店の視力検査でも大丈夫です。

2、成人:一年半ごと

 通常の樹脂レンズの寿命は約一年半ですので、成人の方はレンズの寿命時期にそって度数を確認の上、新しいレンズに交換することをお勧めします。

3、高齢者:ご自身の状況を見て定期的に

 高齢者の老眼鏡でも定期的にレンズを交換する必要があります。ただし、老眼の度数の増加は激しくないため、レンズ交換には厳密な時間制限がありません。もちろん、個々の状況は異なりますので、レンズの見直しや交換の頻度も人それぞれです。

 メガネを掛けているあなた。目の健康のために、レンズを定期的にチェックして、必要に応じて交換することを忘れないでください。そして、日常生活において、常にレンズをきれいにすることで、目をよりよく守ることができ、これからの美しい世界をこの目で長らく見ることができます。

(翻訳・宴楽)