法輪功の創始者・李洪志氏は15日、大紀元時報に対して、「中国共産党は3年以上にわたって感染状況を隠蔽してきた。中国では疫病によってすでに4億人が死亡した。この疫病の波が終わるころには中国では5億人が死亡するだろう」と述べ、「前回の重症急性呼吸器症候群(SARS)の時にも、中国で2億人が亡くなった。長年を経て人口減少に気づいた中国当局は直ちに二人っ子、三人っ子へと制限を解いた」と語った。(大紀元より)

 中国では新型コロナの感染拡大が深刻になったにもかかわらず、中国共産党(以下、中共)当局は依然として、真実を極力隠ぺいし、不実なデータを公表している。大量の情報によると、中国では多くの人が亡くなったという。

 昨年11月から、中国全土で感染者数が爆発的に増加し、中共当局は昨年12月7日に「ゼロ・コロナ」政策を緩和する政策を発表した。中国衛生当局は14日、12月初めに防疫政策が一転して以降、6万人近くが新型コロナウイルス関連で病院で亡くなったと発表した。この数字はこれまでの公表データより大幅に増えたが、依然として疑問視されている。

 中国のソーシャルメディアには、政府の厳しい規則を受けているのにも関わらず、大勢の人が家族や友人の感染、死亡情報を暴露している。この数字は当局が公表したデータよりはるかに超えている。国際メディアは中国のデータを疑問視しているが、誰も正確なデータを得られない。なぜなら、中共が統計を放棄し、ケースレポート(症例報告)に「新型コロナウイルス」と書くことを禁止したからだ。

 法輪功の創始者・李洪志氏は15日、大紀元時報に対して、「中国共産党は3年以上にわたって感染状況を隠蔽してきた。中国では疫病によってすでに4億人が死亡した。この疫病の波が終わるころには中国では5億人が死亡するだろう」と述べ、「前回の重症急性呼吸器症候群(SARS)の時にも、中国で2億人が亡くなった。長年を経て人口減少に気づいた中国当局は直ちに二人っ子、三人っ子へと制限を解いた」と語った。

 国際的に有名な人口学者の易富賢(い・ふけん)氏は2021年12月に、中国2020年の人口は12.8億人、公式が発表した14.1億人ではないと述べた。

 漢学者のベン・ローゼン(Ben Lowsen)氏は5日、米外交誌『ザ・ディプロマット(The Diplomat)』で、「中国は今、恐らく『大躍進以来最大規模の死亡事件』に直面している」、「毛沢東の政策により、1958年から1961年にかけて、2000万人以上の人々が飢饉で死亡した。当時、中共当局は飢饉による死亡統計を示さないことを決定した。現在、習近平政権も新型コロナウイルスのデータを示さない」と指摘した。

(翻訳・吉原木子)