ホタテ貝(Wikimedia Commons / harum.koh from Kobe city, Japan CC BY-SA 2.0

 イギリスの「Daily Mail」8月27日の記事によると、近日、ある軟体動物が猛スピードで海底を横切ったビデオが話題になったそうだ。ビデオhttps://youtu.be/Rd6n2QX1L9w)では、あるホタテ貝が海底で驚くべき速度で殻を開閉し、素早く動いていることが見える。

 当該記事によると、このビデオはフリーダイバーのジュール・ケイシー(Jules Casey)氏によってオーストラリアのモーニントン半島で撮影された後、ソーシャルメディアにアップロードされたものだ。彼女は、自分の目で見る前に、ホタテ貝がこのように動けることは知らなかったと言っていた。ジュールは「ホタテは数回しか見ていなかった。しかも毎回写真を撮影するときは常に殻を閉じていた。あるホタテ貝が立ち上がり、泳ぎ去ったことを撮影するまで、ホタテ貝はこのように泳げるのは知らなかった。とても面白かった。」と言っていました。

 ソーシャルメディアのユーサーたちも驚いたようだ。「泳ぐことどころか、生きているホタテ貝は見たことさえない」というコメントもある。あるユーザーは「彼らはどうやっていつ殻を閉じて先に進むべきことを知るのか?」と尋ねたら、ジュールは「彼ら実は目がある」と答えた。

 オーストラリアのある動物サイトによると、ホタテ貝は素早く移動できることがわかった。ホタテ貝はバルブのようなもので殻を開閉し、吸水したり排水したりしながら素早く水で移動できるという。該当ウェブサイトはまた、ホタテ貝の殻はカキやアサリなどの軟体動物の殻より厚いことは、ホタテ貝が素早く動き、捕食者から身を守るためだと示した。

貝殻の端に並ぶ黒い点はホタテ貝の眼点である(パブリック・ドメイン)

(翻訳・謝 如初)