深センの地下鉄5号線の駅(ネットより)

 中国広東省深セン市は大規模なPCR検査3回を終え、「市内の新型コロナウイルスの感染状況は依然として深刻ではあるが、全体的にはコントロールが可能である」とし、21日より市全体での「ロックダウン」体制を解除すると発表した。

 地下鉄・バスの運行が再開し、企業活動・生産活動も可能になった。ただし、いまだ多数の感染者が確認されている重点エリアにおいては、厳格な防疫対策を継続するとした。

 地元住民は再びロックダウンされるのを恐れて、解除当日に、深セン市から隣の市へ移動待ちの大勢の人が潮のように押し寄せ、地下鉄などは恐ろしほど混雑していた。場面は衝撃的だった。

 ネットユーザーが投稿した動画には、21日未明、深セン市羅湖区黄貝嶺村で、封鎖解除時に門が開かれた瞬間、人が津波のように流れ出し、再び中に封鎖されることを恐れた人々が先を争って駆け寄った様子が映っている。

https://twitter.com/i/status/1505747680735395840

 深セン市地下鉄が開通した21日、駅が大混雑し、人々が缶詰状態になり、中に感染者がいれば、交差感染が避けられず、再びクラスター発生する恐ろしい光景であった。

 ネットユーザーが投稿した写真には、深センの地下鉄5号線の駅で、人で溢れかえっていて、大混雑し、乗り降りが大変だった様子が写っている。

https://twitter.com/i/status/1505736664412405763

 地下鉄の駅の外も、電車に乗るのを待つ人々で混雑していた。

 ロックダウンを恐れた住民は、出勤初日には、一番乗りしようと先を争って、前例のない混雑を引き起こした。

(翻訳・藍彧)