米電気自動車企業テスラのCEOであるイーロン・マスク氏に似た中国人男性がこのほど、ネット上で話題になっている。一部のネットユーザーは「この男性はマスク氏の携帯電話を顔認証でロック解除できるに違いない」と冗談を飛ばしている。
中国メディアによると、中国河北省のネットユーザーが最近SNSに投稿した動画に、同男性が黒のテスラ車の横に立つ姿が映っており、最新のヘアスタイルと髪型が異なる以外、マスク氏にそっくりという。この動画はSNSで拡散され、瞬く間に海外でも話題になった。
海外のネットユーザーには、「中国語を流暢に話していなければ、マスク氏だと思い込んでしまうだろう」という声や、マスク氏の双子の兄弟ではないかとの声があった。中には、発売当初から人気を博した「ディープフェイク」という人工知能にもとづく人物画像合成の技術を使ったのではないかと疑う声もあった。
同男性は現在もネット上に動画を投稿しており、「マスク・ファンボーイ」と名乗り、マスク・ファンクラブを立ち上げ、ライブ配信を行っている。動画の位置情報で、河北省邯鄲市（かんたんし）出身であることはわかった。しかし、正確な身元はまだ確定しておらず、今後モノマネを披露するかどうかは不明だ。
これに対し、「マスク氏の携帯を顔認証でロック解除できのではないか？」とからかう人がいた。
マスク氏は現在、世界一の富豪であり、テスラ社の時価総額は約1兆ドルで、フォードとゼネラルモーターズを合わせた額を上回っている。また、マスク氏はスペースX社の創業者と最高経営責任者でもある。
（翻訳・徳永木里子）