皆さんこんにちは、『文昭が古今を語る』へようこそ。バイデン氏は12月14日の19時30分(米国東部標準時)に演説をしました。彼自身のYouTubeチャンネルでライブされ、その30分後の20時には私もライブしますので、ちょうどそれを見てからライブを始めました。(継続・・・)

 皆さんこんにちは、『文昭が古今を語る』へようこそ。バイデン氏は12月14日の19時30分(米国東部標準時)に演説をしました。彼自身のYouTubeチャンネルでライブされ、その30分後の20時には私もライブしますので、ちょうどそれを見てからライブを始めました。

 そこで、今回の番組の準備にあたって、もう一回バイデン氏のYouTubeチャンネルの同演説動画の再生回数を調べてきました。視聴回数(14日付け)はどのくらいかというと、約10万回で、「いいね!」が6,000くらい、その反対が4,000近くとなっていました。これも一種の投票ではないかと思いました。少しだけ自慢すると、例えば私とバイデン「大統領」が競争しているとすれば、私たちはどちらも政治の話をしています。ライブ時のオンライン人数にしても、その10時間くらい後の視聴回数にしても、私は彼の3倍です。

 バイデン氏は実は今日まで新聞における大統領であって、一度も直接的な民意調査において合格していません。特に演説を行ったのは特別な日で、選挙人団に選ばれたと言っていましたね。彼自身にとっても、彼に投票した8千万の有権者にとっても大事な日であるはずです。しかし、その演説動画がたったこれだけの視聴回数、これではどう考えても筋が通っていませんね?皆さんはどうお考えでしょうか。バイデン「大統領」に質問ですが、8千万の支持者はどこにいらっしゃるのでしょうか。

 トランプ大統領が12月12日に憲法を守るために行った演説と比べてみていただきたいですが、それもトランプ氏のチャンネルで公開されており、すでに558万回以上視聴されています。バイデン「大統領」と比較すると、その差が一目瞭然です。

 続いて現実の状況を見てみましょう。先週の土曜日、トランプ大統領はウェストポイント陸軍士官学校で行われた海軍と陸軍のフットボールの試合を見に行き、フィールドに入ると山のような観客からの声援を受けていました。スタンドからは「USA」の大合唱が鳴り響きました。

 バイデン氏が勝ったからトランプ氏は敗北を認めるべきだと思う人もいます。それならば、民意をよく見てみるといいと思います。民主主義を語るなら、直接的な世論を見ずに新聞だけ読んでいるのであれば、少し偽善だと思います。

 続いて昨日起きたもう一つの不思議な出来事についてお話します。選挙人団投票と同日に、大規模なサイバー攻撃が発生しました。

 財務省と商務省がハッキングされ、米国土安全保障省に属するサイバーセキュリティ・インフラストラクチャセキュリティ庁(CISA)は、連邦政府機関に「SolarWinds Orion」というツールの使用をやめるように警告を発しました。

 ハッキング攻撃は、SolarWindsというIT会社のソフトウェアシステムを介しました。同社はテキサス州オースティンに本拠地を置き、企業のホームページには、管理ソフトや遠隔監視システムを開発していると書かれています。この「SolarWinds Orion」というツールもそのようなシステムの一つとされています。ハッカーはこのシステムを経由して、リモートエンドで顧客の機密データを取得することができます。

 なぜこれが不思議なのかというと、このハッキングのタイミングが非常に特殊だからです。ちょうど選挙人団の投票日、国家情報長官が選挙への外国人干渉に関する報告書を発表する直前なのです。さらに異様なのは、調査に詳しい関係者がすぐに主流メディアに漏らしたことです。ロシアが攻撃を主導したと関係筋がロイター社に伝えました。主流メディアは、この攻撃が非常に深刻だったと報道しています。

 SolarWindsのクライアントリストにはフォーチュン500社、米軍、そして多くの連邦政府機関が含まれています。専門のアナリストは「通常、この種の攻撃が発見されたときにはすでに手遅れです。これは氷山の一角に過ぎず、問題は今まで明らかにされてきたことよりもはるかに深刻だ」と話しました。つまり、アメリカの情報機関、捜査機関は、この重大な事件を直ちに調査し、しっかり究明し、それ以外のことは放っておくべきだと言っています。また、FBIとテキサス州の法執行機関がテキサス州にあるSolarWinds社の本社を家宅捜索したという事実未確認の報告もありました。

 この先、同事件がどう展開するかはわかりません。これまでの情報から、私には2つの推測があります。

 まず、これらの主流メディアが選挙以外の分野でのサイバーセキュリティ事件の発生をいきなり強調し、さらにロシアに矛先を向けているのは、現在の焦点をそらすためのものではないかと考えられます。

 12月初旬、ジョン・ラトクリフ国家情報長官は、中国共産党がロシアの6倍も米国にとって脅威であるという報告書を発表しました。国家情報長官の報告書が出る直前に、今最も重要な脅威がロシアであることを示唆する事件が現れました。捜査関係者ですら攻撃はロシアから来たと言っているので、中国共産党の話はやめて、今起きたことを調べる方が大事になってしまいます。

 このサイバーセキュリティ・インフラストラクチャセキュリティ庁(CISA)は、少し前までは、トランプ氏に猛烈に反対していました。先日、CISAのトップが今回の大統領選はアメリカの歴史において最も安全な選挙だと言っていました。彼はトランプ氏に解任されましたが、その執行の仕組みはすぐに変えられないかもしれません。では、このSolarWindsシステムにセキュリティ不正があるでしょうか? おそらくあるでしょう、国土安全保障省の手に渡っているかもしれません。これらの脆弱性を利用したハッカーによる攻撃については、頻繁に行われている可能性が高く、定期的に攻撃されているだけです。これを急に深刻な事態として取り上げているだけの話です。以上は私の推測の一つです。

 もう一つの推測は、確かに以前よりも深刻な攻撃がありました。もしかしたら選挙と関連付ける内部事情がもっとあるかもしれません。一つの手がかりは、ドミニオン投票機がSolarWindsのプラットフォームを用いてリモート管理していることです。しかし、ドミニオンのCEOは、公聴会で「使用したことはない」と否定しました。『エポック・タイムズ』は、かつてドミニオンのウェブサイトにSolarWindsのロゴが入ったスクリーンショットを掲載したことがあります。真実がどうであるか待つしかありません。

 トランプ陣営は12月14日以降も厳しい戦いが続きます。上院多数党院内総務を務めるミッチェル・マコーネル氏がバイデン氏の次期大統領当選を初めて認めました。彼の行動は、昨日7つの州で共和党員がトランプ氏に投じた選挙票の効果を弱めました。トランプ陣営が揺れる州の選挙人投票を無効にするために、上院内の共和党の票を得るのが非常に困難になってしまいました。そのため、今は共和党内部が分裂し続けています。

 実際、今から1月6日までまだ3週間ほどありますが、この間に何か悔しいことが起こる可能性は十分にありますし、他にも厚い期待を寄せる人が、肝心な時にみんなの期待に応えられなかったり、完全に逆の方向に行ってしまう可能性も否定できません。この一番暗い時がまだ来ていない可能性がありますが、それはつまり、あまり嬉しくないニュースが出て来るかもしれないことを意味します。

 私はこの番組の中で、何度も直接証拠の重要性を話しています。何故なら、いかなる中立派の発言も、善悪の判断ではなく、现在の情势に基づいた判断であります。彼はもう情勢が不利であると思った時には、有利な方へ偏ってしまうかもしれません。今回の選挙の誠実さに対する人々の印象を揺るがすほどの強力な直接証拠が出てくると、情勢は一転すれば、これらの中立派の人たちの態度もまた一変するでしょう。今の波瀾は落胆しますが、決定的なものではありません。決定的なのはやはり十分に強力な直接証拠を得られるかどうかにあります。

 しかし、物事の良い面は、この直接証拠というものが出てきた時、それは客観的であり、直接証拠は揺れ動かず、変色せず、そこにあるものであり、最終的には誰もがそれに向き合わなければならないということです。

 昨日話したミシガン州のアントリム郡のドミニオン社の投票機22台の司法検証監査の結果は、このような直接の証拠です。また、ウィスコンシン州の上院も同様の司法検証監査を許可しています。今の時間が間に合うと、データがまだ廃棄されていなければ、非常に有利な証拠が得られます。たとえ破棄されたとしても、極めて疑わしい空白がそこに残ります。

 水曜日には国会上院の公聴会があり、数日後には今回の選挙への外国政府の干渉に関する国家情報長官からの報告もあります。15日にはトランプ大統領のもう一つの重要な動きがあります。彼はニュート・ギングリッチ元下院議長をはじめとする人物を国防政策委員会に入れました。

 これまで、トランプはキッシンジャー元国務長官を含む、顧問グループを解雇することによって国防総省の泥沼を一掃し、彼らが残した空席は、今ではこのグループによって埋められています。一つ確かなのは、現時点でトランプ氏の任命を受け入れられる人は、本当に自分の政治生命をトランプ氏に結びつけた筋金入りの支持者であるということです。この時点でトランプ大統領のために毅然とした態度で臨むことができる人は、勇気があり、個人的な損得を気にしない人です。上述したニュート・ギングリッチ氏というベテランのアメリカの政治家たちはもちろんプレッシャーを受けており、今は本当に危急に臨んで命令を受け、このグループは本当にトランプ氏にとって非常に信頼できる国防政策チームになるでしょう。この時に加入できる人、その人が思いつくアイデアや手段は、強硬的なものになるだろう、この件に関しては覚悟しておかなければなりません。

 私自身、今回の選挙では中国共産党があらゆる面で深く介入しているため、トランプ大統領が国内で事態を好転させようとする過程は、実は中国共産党に対する次の政策を構想する過程なのではないかという予感がしています。もし彼が再選に成功したら、ワシントンの泥沼の一掃と中国共産党への猛攻という二つのことを、前後なしに一つの過程としてまとまってやれば、世界全体が急速に変化していくのではないかと思います。

 私達は今、前代未聞の歴史を目の当たりにしており、これからは、あらゆる権威や慣例、体制、歳月の静けさが無情にも破られていくと言います。

 今日はここまでです。ありがとうございます。今回の動画が良かったら、友達に転送してください。また今度会いましょう。

【編集・制作】Visiontimesjp News