遼寧省各地で多くの人々が、空に現れた「3つの太陽」という異様な光景を同時に撮影しました。(イメージ:Weibo)

 2020年は干支「庚子」の年であり、数々な異常気象や現象が現れています。10月28日には、河北省石家荘で「2つの太陽」が現れたばかり、11月4日には、また遼寧省の瀋陽に「3つの太陽」という異常現象が出現しました。

 報道によると、11月4日午前8時ごろ、瀋陽市、阜新市、章武県などの遼寧省各地で多くの人々が、空に現れた「3つの太陽」という異様な光景を同時に撮影しました。ウエイボーに上げられた映像から、真ん中に大きな太陽が写っており、その周りを2つの「小さな太陽」が囲み、さらにその周りを虹が囲んでいるのが見えます。

 ネットユーザーは「混沌とした時代が到来したのではないか」、「空には2つの太陽があってはならない、国も二人の主人がいてはならない」、「古くから複数の太陽は最も深刻な予兆だ」、「今年は異常現象が多すぎる。地球は異変するのか」といったコメントを残しました。

 中国の多くメディアはこの異常な現象について、専門家が日光を屈折した空の結晶によるものだという説明を載せました。

 実際、中国の過去の王朝にも「複数の太陽」という異常現象がありました。古代は太陽が王の象徴であると信じられていたため、一度に2つ以上の太陽が空に現れた場合、世界が混乱し始め、王の交代や王朝が覆されることを意味します。

 唐代の李淳風の『乙巳占』にも、「複数の太陽」が同時に空に現れたことは国の分裂の予兆であると記しています。

(看中国記者・文儷/翻訳・北条)