チベットのラサ師範高等専科学校が長期にわたり学校を封鎖し、学生に対して極端な管理を行ったことで、学生の集団抗議が引き起こされました。

 情報筋によると、3月16日にラサ師範高等専科学校で集団抗議が発生し、500名の学生が校庭で座り込み、校長との面会を要求しましたが、迎えたのは数百名の武装警察でした。

 警察は警棒で学生を殴打し、2名の学生がその場で命を落としました。また、複数の学生が踏みつけられ、その場で20名以上の学生が亡くなりました。

 チベットの高等教育機関での封鎖措置は、2008年3月14日に数百名のチベット人が集会を開催し、当局による僧侶の逮捕に抗議したことがきっかけで、武装警察による暴力的な弾圧を受け、いわゆる「3.14事件」に由来します。その後、中国当局は毎年3月にチベットの高等教育機関を封鎖するよう命じました。

 今年のラサ師範高等専科学校の封鎖期間は4ヶ月に延長され、同校のある女子学生は封鎖状況を海外のメディアに暴露し、広く関心を集めました。その女子学生は後に警察に連行され、行方不明になりました。

 情報筋によると、ラサ師範高等専科学校の封鎖期間中の管理はまるで刑務所のようでした。校内の壁には鉄条網が張られ、学生の外食や郵便物の受け取りが禁止されました。学生は学校の食堂でのみ食事をすることができますが、学校の食堂はこの機会に価格を上げました。

 いく人かの学生が校長に封鎖期間の短縮を要求しましたが、脅されました。校長は、もし抗議を続ければ、警察に通報して、「反国家罪」または「スパイ罪」で処理すると脅迫しました。学校内には多数の監視カメラが設置され、寝室の向かい側にもカメラがあり、就寝時にはドアを閉めることが許されず、食堂にも多くのカメラが設置され、食事中に話すことすらできません。

(翻訳・吉原木子)