イギリスの予言者クレイグ・ハミルトン・パーカー(Craig Hamilton-Parker)氏(パーカー氏のツイーターより)

 イギリスの予言者クレイグ・ハミルトン・パーカー(Craig Hamilton-Parker)氏はこのほど、「2023年、台湾では『意外な衝突』が起こる可能性があり、その結果は世界の情勢を変える可能性がある」との予言を発表した。

 パーカー氏は、アメリカのトランプ氏の大統領就任や香港の「反送中」デモ、2019年のイギリスの首相だったテリーザ・メイ氏の辞任、ボリス・ジョンソン氏の首相就任、イギリスのEU離脱、オーストラリアの山火事を予言でき、そして2020年のウイルス大流行と英エリザベス女王の死去、ロシアのウクライナ侵攻などの大事件の予言を言い当てたことで有名。

 英紙「デイリー・スター(Daily Star)」の取材に対して、パーカー氏は「台湾で、大きな影響を及ぼす恐ろしいアクシデントが発生するだろう。2隻の潜水艦、もしくは2機の飛行機が衝突するアクシデントだ。人為的なアクシデントだが、事態が徐々に収拾がつかなくなりそう」と述べた。「アジアの情勢は次の数か月間で日増しに緊張する事になるが、このアクシデントは中国とロシアを巻き込んだより大きな紛争の引き金となりうる。その結果、今後2年間で最も深刻な事態に発展するだろう」とも述べた。

 パーカー氏の予言によると、2023年に発生する可能性のあるこの紛争は、不安なことに、ロシアのウクライナ侵攻が大したことはないほどかなり大規模な紛争になりそうだ。「ロシアは中国と手を結んで、世界から孤立される国になることで、中国を激怒させ、事態を更に悪化させてしまうだろう」とパーカー氏は予言した。また、この紛争は最終的に良い結果につながり、「一つの大きな中国ではなく、複数の国に分かれるようになりそうだと思える」とパーカー氏は述べた。

 パーカー氏は多くの大事件を言い当てたことで注目を集め、「神鬼通ずる先知」との異名で呼ばれている。この異名を持つもう一人の人物は、ルネサンス期フランスの占星術師であるノストラダムス(Nostradamus)氏だ。

 昨年9月1日、パーカー氏は自身のユーチューブチャネルで、「10年以内に、中国本土は大転換を見せるだろう。但し、この転換の始まりは2023年初、もしくは2022年末で、まもなく始まるだろう。すぐ近くに感じている」との予言を発表した。

 この転換は、台湾とチベットの未来に対してもとても重要であると、パーカー氏は述べた。

(翻訳・常夏)