「ヤクンカヤトースト」店内で放映されているプロモーションビデオ(ネット写真)

 シンガポール発祥のカヤトースト専門店「ヤクンカヤトースト」中国南京市仙林金鷹店がこのほど、店内で放映したプロモーションビデオ(PV)の中で、台湾を国として紹介したため、同市の市場監督管理局に通報され、調査を受けています。中国メディア『騰訊網』20日付が報じました。

 同PVでは、自社が海外10カ国、40以上の店舗で温かく迎えられていると紹介したところで、 日本、韓国、中国などと並んで台湾が挙げられていたため、告発されたようです。商業施設の職員の19日の話によると、同店舗はPVが規定に反したため、営業を停止しています。

 SNS上では「小粉紅(未熟な共産主義者)」らは「あなたの国の政策はどうであれ、中国に来れば中国の法律に従わなければならない」などと怒っていました。中国のマスコミも「当局は管理を強化し、発見すれば厳罰すべきだ。消費者の皆さんも警戒を高め、見つけたら断固として抵抗しよう」と学者の言葉を引用して煽っていました。

 中国でビジネスをする場合は、中共の意向と一致しないと取り締まりの対象となります。

 「ヤクンカヤトースト」は創業より70年以上、シンガポール国内で約70店舗あり、アジアを中心に事業を展開しているシンガポールで有名なカヤトーストの老舗です。日本にも進出しています。

(新時代Newsより転載)