イスラエルとアラブ首長国連邦(UAE)の和平合意を促したことで、トランプ大統領は2021年のノーベル平和賞にノミネートされた。
9月9日のフォックス・ニュースの報道によると、イスラエルとアラブ首長国連邦(UAE)の国交正常化合意を仲介した数週間後、トランプ大統領は2021年のノーベル平和賞にノミネートされた。推薦状を提出したのは、ノルウェーの国会議員クリスチャン・タイブリング=ギェドデ(Christian Tybring-Gjedde)氏で、長引く世界的紛争の解決に向けたトランプ大統領の努力を称賛した。
NATO議会のノルウェー代表団団長でもあるタイブリング=ギェッデ氏は、インタビューで、「トランプ氏の功績について言えば、国際平和のための彼の努力が、他のノーベル平和賞候補者よりも多いと思います」と述べた。
ギェッデ氏はノーベル賞委員会への推薦書で、トランプ大統領率いる米政権がイスラエルとアラブ首長国連邦(UAE)の平和的な関係を築く上で重要な役割を果たしたと主張した。「他の中東諸国がUAEの足跡をたどることが期待されているように、今回の和平合意は中東の秩序をも変えうるものであり、中東を協力と繁栄の地域にすることに貢献する可能性がある」と書いた。
彼はさらに、トランプ大統領が中東から大量の米軍を撤退させたことを称賛した。「戦争を起こすか、はたまた米国を国際的な武装紛争を陥れるという39年間続いた米国大統領の慣例をトランプ大統領は破ったのです。」
「私はトランプの熱狂的な支持者ではない。(ノーベル賞)委員会は彼の一瞬の態度ではなく、事実を見て判断すべきだ。近年の平和賞を受賞した人たちは、ドナルド・トランプよりはるかに少ない仕事をしています。例えば、バラク・オバマ前米大統領は何もしていませんでした。」
オバマ前米大統領は2009年のノーベル平和賞を受賞した。当時のノーベル賞委員会は彼の功績について、「国際外交と民族間の協力を強化するための並々ならぬ努力 」と称した。
(看中国記者・聞天清/翻訳・藍彧)