寒波に見舞われ、中国本土の9割以上の地区は17日と18日、最低気温が0度以下になる。華中・華南に位置する上海市、浙江省、福建省、広東省などでは、最低気温が12月中旬の同時期の最低記録に近づくか、それを更新する地域もあるようだ。
中国メディアの報道によると、今回の寒波は強風を起こし、気温を下げることに非常に強いという。寒くて乾燥し風が強い北方の内モンゴル自治区と黒龍江省では、マイナス40度の極寒の天気が記録される地域がある。一方、「じめじめとする寒さ」と「乾燥に伴う寒さ」を順次体験する南方に面する、雲南省北東部、広西省北部、広東省中北部から福建省西部の一帯では、記録を更新するほどの寒さに見舞われる。
17日、内モンゴル自治区、黒龍江省、吉林省、新疆ウイグル自治区、青海省などの地域は最低気温がマイナス20度を下回り、北京市、山西省、陝西省、寧夏回族自治区、チベット自治区などの一部地域は最低気温がマイナス10度を下回る。北から吹く風力6の雄風(ゆうふう、風速10.8〜13.8m/s)と相まって、体感温度はさらに低くなる。
江南と華南及び雲南省の大部分、貴州省などの地域は最低気温が零度以上ではあるが、雨や雪を伴う地域もあり、湿った寒さが感じられる。
18日、冷え込みが著しい地域範囲は引き続き南下していく予想。湖南省、江西省、浙江省、福建省、重慶市、貴州省の大部分及び雲南省北部、広東省北部、広西省北部は最低気温が零度以下になり、同時期としては史上稀に見る寒さに見舞われる地域もあるだろう。
(翻訳・常夏)