米無人航空機キラー「MQ-9リーパー」、ウクライナ東部に出現 専門家「米軍の参戦宣言に等しい」
テキサス大学オースティン校で航空宇宙工学の博士号を取得し、經緯航太科技股份有限公司の創始者である羅正方氏(台湾国防產業発展協会理事、台湾シンクタンク執行委員)は21日にフェイスブックで、フォーブス13日の報道では、ウクライナ当局者がワシントンで米軍の無人航空機メーカー「ゼネラル・アトミックス」と面会し、MQ-9リーパーの購入を検討していたことを明かした。今週、MQ-9リーパーはすでにウクライナに到着した。米軍がもはや隠さず公開参戦を宣言したことを意味している。
羅氏は、MQ-9の戦闘実績は近年、世界によく知られるようになったと述べた。米国本土での飛行操作を通じて、MQ-9は国外で直接攻撃することができる。これは、対テロ戦争で、高価値と高脅威の目標に対して「攻撃行動」を行うのによく使われる。
同氏はまた、MQ-9の攻撃戦力は、ウクライナ軍が短期的に操作できるものではないと指摘した。武器供給の拡大に伴い、米軍は情報提供だけでなく、国外で直接、作戦に関与するようになった。ポーランドに配備された最強の米軍第82空挺師団がまだウクライナに入っていないとはいえ、ウクライナ東部でのMQ-9の出現は、米軍がすでに戦闘序列に入ったことを示している。
米政府「中共がロシアに軍事援助している証拠がある」 北京に再度警告
ロシアの通信社スプートニクによると、米ホワイトハウスのダリープ・シン国家安全保障担当大統領副補佐官が20日、オンラインシンポジウムで、中国共産党(以下、中共)軍がさまざまな直接的及び間接的なルートを通じてロシア軍に援助を提供しているという証拠があると述べた。
シン氏は、中共はロシアと西側諸国の衝突を長引かせることを望んでいる可能性があると述べた。それは西側諸国とロシアを弱め、中共の影響力を高めることができるからだ。しかし、中共もロシア・ウクライナ戦争が収拾できなくなることを望んでいない。なぜなら、エネルギーや食糧の供給に悪影響を及ぼし、中国にとって深刻な問題を引き起こす可能性があるからだ。
シン氏は、米国と西側諸国が世界秩序の中で主導的な地位が揺らぐと、中共はロシアと共通の利益を得ることができると言い添えた。
中共は今週、ロシアとの戦略関係を引き続き強化する計画だと明らかにした。これは、ロシア軍による戦争犯罪に対する国際的な懸念が高まっているにもかかわらず、中露関係が依然として堅固であることを示している。一方、中共当局は各国のロシアへの制裁に反対し続けているにもかかわらず、中国企業は米国の制裁を遵守している。
(翻訳・徳永木里子)