ヤング・キム下院議員(Young Kim, CC BY-SA 4.0 , via Wikimedia Commons)

 カリフォルニア州の共和党議員ヤング・キム氏とミシガン州の民主党議員エリッサ・スロットキン氏は7日、アントニー・ブリンケン国務長官に、中国政府がロシアのウクライナ侵攻をどの程度支援しているかについて議会に説明するよう求める法案を提出した。

 この法案は「2022年の中国に関する直接調査、ロシアに対抗するための行動を取る法案、或いは独裁者法案」と呼ばれている。

 独裁者法案は、制定から90日以内に下院と上院の外交委員会に機密扱いのない報告書を提出するよう要求している。米国務省は、どの中国共産党(CCP)系の団体が米国の制裁を逃れるためにロシアを支援したか、または支援を続けている可能性があるかを詳述した報告書を提出するよう求めるものだ。

 キム下院議員は、現在の世界において、いかなる人の自由が脅かされることは、すべての人の自由が脅かされることである。独裁者法案は米国が中国共産党に、米国の制裁を逃れるためにロシアを支援するいかなる企みも許されず、深刻な代償を払うことになるという明確なメッセージを確実に送るものであると述べた。

(翻訳・徳永木里子)