ビッキー・ハーツラー米下院議員(共和党、ミズーリ州)が16日、中国共産党(以下、中共)高官の子女とその家族の米国大学への留学を禁止する法案を提出した。
ハーツラー議員は同日、プレスリリースを発表し、「中共から高等教育を守る法案」を提出した。同法案が可決された場合、中共の高官とその家族が米国の大学に留学するための学生ビザや研究ビザを取得することが禁止される。
ハーツラー氏は、中共が大量虐殺などの残虐行為を行っているため、米国は中共高官の子女が米国で世界クラスの教育を受けるのを支援し続けることはできないと述べた。そのため、中共の高官を制裁し、彼らとその家族が学生ビザや研究ビザの取得することを禁じる法案を提出した。
家族の定義には、中共高官の配偶者、子女、両親、兄弟、孫が含まれていることを具体的に説明した。
同日にツイッターで法案を発表する際に、「米国は、我が国を破壊しようと積極的に活動している人々を助けるべきではない。この新法案は、米国の大学から彼らを締め出すだろう」と同氏が述べた。
同法案が、9日に米下院が「中共制裁法案」を提出して以来、中共高官を対象とする2つ目の重要な法案である。
ハーツラー氏のプレスリリースによると、2020~2021学年には中国から317,000人以上の留学生が米国に留学しており、その中には共産党幹部の家族も含まれている。「習近平総書記の娘、習明沢氏は2014年にハーバード大学を卒業し、2019年に大学院に進学した」と例を挙げた語った。
(翻訳・徳永木里子)