国際オリンピック委員会(IOC)は20日午後、東京で第138回総会を開催し、オリンピックモットーに「共に」を加えた変更を正式に可決した。オリンピックのモットーはこれから「より速く、より高く、より強く、共に」となる。オリンピックモットーが変更されるのは100年以上ぶりのことで、 IOCのトーマス・バッハ会長は「これは画期的な出来事だ」と語った。
資料によると、「より速く、より高く、より強く」は、「近代オリンピックの父」ピエール・ド・クーベルタン男爵(1863~1937)の親友であるヘンリー・マーティン・ディドン氏が提案し、1913年にIOCにオリンピック憲章のモットーとして承認されたものである。
今年3月、IOC会長に再選されたバッハ氏は、オリンピックモットー「より速く、より高く、より強く」に、「共に」をつけることを提案した。4つの言葉を合わせると「より速く、より高く、より強く、共に」となる。
バッハ氏は、「目下、我々は団結する必要がある。新型コロナウイルス(中共ウイルス、SARS-CoV-2)に対処するだけでなく、直面している膨大な課題に対応するためでもある。今の世界は互いに依存し合っており、個人だけではこれらの課題を解決できなくなっている。そこで、より早く、より高く、より強くを実現するためには、共に取り組む必要があり、団結が必要だ」と語った。
(翻訳・藍彧)