お茶は多くの人に親しまれている飲み物です。研究者たちはお茶に対する研究で、お茶を飲むことは健康に非常に有益であることがわかりました。お茶の主な成分には、ポリフェノール(カテキンやフラボノイドなど)、カフェイン、多糖類、ビタミン、食物繊維、タンパク質、炭水化物、ミネラルなどが含まれています。
数あるお茶の中でも、紅茶や緑茶は「どちらを飲むべきか」という議論があるほど人気があります。さて、紅茶と緑茶にはそれぞれにどのような効果があるでしょうか。
製造方法から見て、紅茶は発酵茶です。秋と冬に飲むと、胃を温める効果があり、冷え性の人にも適しています。紅茶には骨の成長・発達に良いマンガンが豊富に含まれています。長くても3年程度の保存が賞味期限です。
緑茶は無発酵なので、ポリフェノールやタンパク質、アルカロイド、ビタミン、アミノ酸などの抗酸化成分が多く、栄養価が高いのが特徴です。しかしお茶の中でも緑茶は最も変質しやすいのです。緑茶が水分にさらされたり、空気中で酸化したりすると、緑から黄色に退色し、味や品質が損なわれてしまいます。そのため、緑茶の保存方法には気をつけなければなりません。一番簡単なのは冷蔵庫で保存することです。
ヨーロッパの心臓病予防学のジャーナルで発表された論文は、緑茶を長期的に飲んでいると心血管疾患の予防と回避に効能があることに言及しています。食物科学と栄養学専門家の分析の結果、定期的に緑茶を飲んでいる人は乳がんのリスクが低いことがわかりました。これは、おそらく緑茶にある抗酸化成分、特にカテキンは、がん細胞の成長を抑制する機能があるからです。一方で、緑茶を飲むのに気をつけるべき点があります。
それは濃度が高い緑茶を飲まないほうが良いでしょう。緑茶には他のお茶に比べて抗酸化成分が多く含まれていますが、カフェインも多く含まれているため、濃度が高い緑茶を飲むことは健康的ではありません。また、、ダイエットのために緑茶を飲む女性が多くいますが、緑茶を飲むだけでは、ダイエット効果が期待できません。ダイエットするには、運動と同時に、高カロリー食の摂取量を減らすことがお勧めです。飲み物において、ジュース、炭酸飲料など糖分が高いドリンクの代わりに緑茶にすると良いでしょう。
緑茶はカロリーが少なく、豊富な栄養素が含まれており、健康的な飲み物ですが、飲みすぎないように気をつけましょう。
(翻訳・玉竹)