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スティーブン・バノン氏「米国に逃亡した科学者は一人ではない」

元ホワイトハウス首席戦略官兼上級顧問のスティーブ・バノン氏(Wikimedia Commons/Elekes Andor / CC BY-SA

 英紙デイリー・メール(Daily Mail)によると、スティーブン・バノン氏は3月12日のインタビューで、「一部のウイルス専門家や科学者たちはすでに欧米に逃亡し、中国共産党の犯罪証拠を引き渡している。彼らはまだメディアの取材を受けていないが、人々が真実を知った時、衝撃を受けると思う」と述べた。

 バノン氏は海外に逃亡した中国科学者は連邦調査局(FBI)と武漢ウイルス研究所で起きた真相を明らかにしようと捜査を続いており、「武漢ウイルス研究所は恐ろしい運営と経営不振だ」示した。

 バノン氏によると、情報機関や逃亡した中国科学者たちから提供された情報では、武漢研究所でSARSのようなウイルス感染症に対応するワクチンや治療薬を開発していたため、ウイルスが流出して拡散しただという。中国の科学者たちは米国、ヨーロッパ、イギリスの情報機関と交流しているとのこと。

 「これらの情報機関は電子情報システムを用いて、研究室に出入りしている者のリストを持っているため、人に納得させられる証拠があると思う。2月中旬以降、ウイルス実験と関わっていた専門家たちが続々と中国大陸や香港を離れている。(米国情報機関は)イギリスのMI5(保安局)、MI6(秘密情報部)とともに、完全かつ徹底した法的訴訟を準備している。」バノン氏は「007のジェームス・ボンド(のようにあっという間に)と違って、これには時間がかかるかもしれません」とジョークを飛ばした。

 バノン氏は、「武漢研究室はフランスの協力を得て作られたもので、監視装置がないと思うなよ。この人たちがやっている実験は完全に許可されていないことが、これから明らかになるかもしれない。研究者らは自分が何をしているのかさえ分からないため、油断したせいでウイルスが漏れた可能性がある」と研究室にフランス政府が監視システムを残している可能性をほのめかした。

 台湾が12月31日、WHOに湖北省(武漢市)の伝染病が発生したと正式に北京疾病管理予防センターに通知をしたにもかかわらず、情報を隠蔽したことについて、バノン氏は「ウイルスの発生源が市場か、武漢研究室かに関わらず、中国共産党がその後に下した決定は、『計画殺人』として有罪判決になるのに十分だ」と述べた。

 「12月最後の週にすべてを明らかにすれば、95%の命と経済的損失を食い止めることができたはずだ。疫病が蔓延している中、中国共産党は人命を救うよりも、世界中の個人用防具を備蓄するために時間を費やしていた。彼らは全人類を虐殺する独裁政権だ」とバノン氏は中国共産党をけん責した。

(看中国記者・文可伊/翻譯・藍彧)

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