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北京の感染者はもはやコントロールできない?仮設病院3つ急設中

イメージ:ヨーグル / PIXTA(ピクスタ)

 北京の第2波新型コロナウイルス感染者は6月11日から24日までわずか10日間で269人に急増し、大規模な封鎖措置により、確認された症例数に疑問の声が上がっている。先日、北京当局が患者治療のために、3つの仮設病院の建設を急いでいることが明らかになった。

 ラジオ・フリー・アジア(RFA)の報道によると、北京住民唐さんの話では、北京の感染が急速に広がり、北京右安病院ではわずか一日で300人以上の患者が確認されたとのこと。しかし、政府は実際の数を報告していないという。「彼らの言っている数値は実際の三分の一以下だ。」

 インターネット上に投稿された動画や写真によると、北京市海淀区永定路70号院520号ビルでは、オレンジ色の制服を着た従業員が、ビルの入口のドアを溶接して開かなくするなど、ビル内の住民の外出を阻止した。

 大紀元時報の報道によると、6月20日の「北京市平谷区予防管理オフィス会議議事録」では北京政府は平谷区病院、平谷区中医院に仮設病院の設立を決め、岳協病院に実験室仮設病院を設置するよう求めたという。

 外界の分析によると、平谷区に3つの仮設病院を設置するということは、北京の感染状況が厳しいことを示しているという。

 北京当局が発表したデーターによると、感染は北京市だけでなく、浙江、遼寧、河北、四川、河南など5省、天津市にも広がっているようだ。しかし、中国の公式情報が不透明なため、北京での感染者数や各省での感染状況を正確に把握することは難しい。

(看中国記者・黎小葵/翻訳・藍彧)

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