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トランプ大統領がWHOに書簡 30日以内に改革を要求

講演中のトランプ大統領(イメージ:ホワイトハウスの動画スクリーンショット)

講演中のトランプ大統領(イメージ:ホワイトハウスの動画スクリーンショット)

 米トランプ大統領は19日、世界保健机関(WHO)のテドロス‧アダノム事務局長に宛てた書簡を公開した。トランプ大統領は書簡にて、WHOが感染情報を適切に公開しなかった責任を追及し、30日以内に抜本的な改革をするよう求めた。要求に応じなければ米国は永久に拠出金の支払いを停止し、脱退をもほのめかした。

 書簡では、WHOが度重なる警告や報告についてみて見ぬふりをしたため感染が制御不能になったと批判している。その中には、ウイルスは「ヒト対ヒト感染」するという台湾からの警告を無視したことや、ウイルスに関する各種情報の発表の遅れなどが含まれている。。

 トランプ大統領は、WHOが「30日以内に重大な実質的な改革を約束できなければ、米国の世界保健機関への支援を永久的に凍結し、その組織における我々のメンバーの資格を再検討する」と書いている。また、ホワイトハウスは、WHOが中国からの通告をどのように処理したのかを繰り返しチェックしていると指摘した。

 トランプ大統領は書簡で、「米国の納税者が、自国に不利な組織を支援し続けることは許されない」と述べている。

 ホワイトハウスは先月、米国の納税者の権利に関わるとして、資金の拠出を一時停止した。これによってWHOの責任を問い、構造改革を行うことで国際社会の信頼を再び獲得するよう求めた。

 ホワイトハウスは、WHOが「ポリティカル・コレクトネス」を救命措置よりも重要なものとして扱っていると形容した。事実、WHOが中国に対する旅行規制に反対したため、中国共産党ウイルスのアウトブレイクを引き起こした。

(看中国記者・文可伊/翻訳・柳生和樹)

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