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40か国以上、国連弁務官の新疆入り求める

新疆ウイグル自治区に380カ所以上の収容施設と疑われる場所があるという(イメージ:Australian Strategic Policy Instituteホームページより)

 カナダを含む40か国以上が22日に、国際連合人権理事会で共同声明を発表し、北京当局に対して、新疆ウイグル自治区でのウイグル人への拷問及び強制労働について、国連人権高等弁務官のミシェル・バチェレ氏の自治区入りと独自調査を許可するよう求めた。

 カナダ国連大使レスリー・ノートン氏は、オーストラリア、英国、フランス、ドイツ、日本、米国、および国連人権理事会の他40か国以上を代表して、共同声明を読み上げた。

 共同声明では「信頼できる報告によると、100万人以上が新疆ウイグル自治区で恣意的に拘留されており、ウイグル人やその他の少数民族が広範囲に監視され、彼らは基本的な自由とウイグル文化も制限されているという」とし、「私たちは中国(共産党)に対し、高等弁務官を含む独立したオブザーバーが直ちに新疆に入って、制限なしに独立した有意義な調査を実施できるよう要請する」と述べた。

 共同声明は、拷問、強制的な避妊手術、性的暴力、および新疆ウイグル人や他の少数民族の子供を、強制的に親と別居させる報告も引用している。

 国連人権高等弁務官のミシェル・バチェレ氏の事務所は、2018年9月から、新疆ウイグル自治区での独立調査に関する問題を、北京と交渉し続いているが、いまだに結果が出ていない。

 報道によると、2016年以降、北京当局は新疆ウイグル自治区とその周辺地域で、ウイグル人と他の信仰を持つ少数民族を不法に強制収容所に拘留した。 数千のモスクが破壊または損傷され、数千の子供たちが両親から強制的に引き離され、寄宿学校に送られたという。

(翻訳・吉原木子)

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