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日米が歴史的覚書に調印 中国監視に効果的

人工衛星(イメージ / Pixabay CC0 1.0)

  中国メディアによると、米宇宙軍公式サイトは12月18日、米宇宙軍と日本の宇宙開発戦略推進事務局は日本の準天頂衛星システムに米国のペイロード2基を打ち上げる歴史的な覚書に調印したと報じられた。

日本上空を通る準天頂軌道(非対称8の字軌道)(Tubas, CC BY-SA 3.0, via Wikimedia Commons)

 ペイロードは、宇宙領域認識のための光学センサーが搭載されており、2023年と2024年に種子島宇宙センターから打ち上げられる予定です。

 この覚書は、日米の国家宇宙政策に基づき宇宙連携の拡大を目指しています。

 中国メディアの報道によると、その背後には中国共産党の東風ミサイルを狙っているとのことです。米宇宙軍が赤外線監視カメラを付ければ、少し西に向けるだけで、中国東部や中国領海全体が見渡せるようになります。

 そして、2028年までには、日本はさらに3機、合計7機の準天頂衛星を打ち上げる予定。24時間365日稼働し、それまでに日本のGPS測位の精度をセンチメートルレベルまで高め、東風21号や東風26号などの中国ミサイルの発射活動を24時間365日監視することが可能になります。

 それだけでなく、準天頂衛星が八の字型飛行の最北端に飛べば、朝鮮半島の観測やロシアのミサイル実験まで観測でき、非常に有効です。宇宙領域で日米が協力すれば、中国共産党の動向にますますアンテナを張り巡らせる事ができるでしょう。

(翻訳・北条)

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