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中国 「ゼロ・コロナ」政策を緩和して以来 感染拡大の真相

WHOの緊急事態対応を統括するマイケル・ライアン氏(European Centre for Disease Prevention and Control, CC BY 2.0 , via Wikimedia Commons)

 中国の防疫政策が緩和して以来、中国各地の感染者数が急激に増加した。世界保健機関(who)の当局者はこのほど、北京が厳格な「ゼロ・コロナ」政策を緩和する前から、新型コロナウイルスに感染した人がすでに爆発的に増加してきたことを暴露した。

 世界保健機関(WHO)の緊急事態対応を統括するマイケル・ライアン氏は14日、「中国で感染者が爆発的に増えているのは、政府が『ゼロ・コロナ』政策を緩和したためではない」、「中国当局が厳しい防疫措置を解除するずっと前から、新型コロナウイルスは既に中国で集中的に広まっていた。したがって、中国が『ゼロ・コロナ』政策を撤廃したから、感染が拡大したという言い方は正しくない」と暴露した。

 同氏はまた「規制措置は感染拡大を止めることはできなかった」と語った。

 新聞社『The Beijinger』がウィーチャット(WeChat、微信)で実施したアンケートによると、回答者の70%が自分が感染されたと回答したという。

 BBCのスティーヴン・マクドネル北京特派員は、2000万人を擁する北京では、過去10日間で少なくとも4分の3の人が感染し、過去1周間で約1000万人が感染したと述べた。

 北京の葬儀業界関系者によると、各葬儀社は24時間休まずに焼却作業を行っており、八宝山や東郊などの大型葬儀社では、1日平均300人以上を焼却できるが、現在も2000人以上の遺体を抱えており、一週間でも焼ききれない状態だという。

(翻訳・吉原木子)

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