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トランプ氏「ロシアより、中共対抗に専念すべき」

 近日、トランプ氏はジョー・バイデン大統領に、ロシアを中国共産党(以下中共)寄りに圧迫するのではなく、中共対抗に専念するよう呼びかた。

 ロシアの「スプートニク通信社」20日の報道によると、トランプ氏は近日、「ロシアのプーチン大統領と付き合うのは素晴らしいことだ。ロシアが中共との提携を強めるよう迫るのではなく、ロシアと仲良くすべきだ」と述べた。

 トランプ氏は「中共とロシアを同じように扱い、彼らが手を組まざるを得なくなるのは最悪な事態だ」と強調した。

 同氏は「台湾で変化が起きている、ウクライナでも変化が起きているかもしれない、私の大統領任期中では大きな問題ではなかった。私はプーチン氏とは仲良くしていた。新型コロナウイルス(中共ウイルス、SARS-CoV-2)が発生する前には習近平国家主席とも仲良くしていた」と語った。

 最近、バイデン政権とロシア政府との関係が悪化している。3月中旬にロシアのプーチン大統領とのビデオ通話で、バイデン氏は唐突にプーチン氏のことを「殺人犯」と称した。 また、ウクライナの国境騒動で両国の関係がより悪化している。

 バイデン政権は先日、米国はロシアと中共にそれぞれ制裁を加えると表明した。これに対し、トランプ氏は「賛同できない」と発言。米国はモスクワを北京側に追いやるのではなく、中共対抗に専念すべきだと主張した。

 米当局がロシアを主な敵と見なすことは「戦略的な誤り」であると考える人も多い。

(翻訳・藍彧)

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