インタビュー中の閻麗夢博士(イメージ:YouTube動画のスクリーンショット)

 米国に亡命中の元香港大学のウイルス学者・閻(閆)麗夢博士は本日、母親が中国共産党政権に逮捕されたことを明らかにした。

 日本時間10月7日午前(米国現地時間6日夜)、閻麗夢博士はFOXニュース番組「タッカー・カールソン・トゥナイト」のインタビューで、母親や家族が中国共産党政権に逮捕されたと語った。

 閻氏は「私の母(63歳)は教師で、中共(中国共産党)政権に逮捕された。私は一家の唯一の子供だ。母は何も悪いことをしていないが、私がCOVID-19の真実をみんなに話しただけで、彼女が逮捕された。中共政権は私を黙らせようとしている。他国の人には理解しがたいことだが、中国人にとっては常識である。つまり、中国共産党政権は中国人を誰でも理由なく逮捕して殺すことができる」と述べた。

 さらに、「中国国内のメディアを閲覧しに行けば、暴力団政権の中国共産党が国民を洗脳し、洗脳を謳歌していることがわかる。また、中国共産党はトランプ大統領が新型コロナウイルス(中共ウイルス)に感染していることをお祝いし、さらに新型コロナウイルスで死んでほしいと願っている。だからこそ、新型コロナウイルスの真実をみんなに伝える当初、私は敢えて自分と家族の命の危険を冒している」と彼女は語った。

 番組の司会者は、現在、米国の医学界から閻博士への公的な支援がないことを知り、「米国の科学界が表に立って支援してくれることを期待している」と語った。

 7月10日、閻氏はFOXニュースのインタービューで、中国共産党とWHOが協力してウイルスの発生状況を隠していることを暴露した。これは「核弾級事件」と呼ばれた。同番組の放送前に、習近平総書記の事務室世界保健機関(WHO)がFOXニュース新聞社に数回電話をかけ、放送を止めるように脅迫したという。

(看中国記者・黎宜明/翻訳・藍彧)