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 新型コロナウイルス感染症(武漢肺炎、COVID-19)は中国から発生し、世界に広がってから1年足らずで、世界経済に大きな打撃を与えた。AFP通信社のデータによると、世界ではこれまでに100万人以上が死亡し、3301万8877人が感染したという。WHOが最近、より多くのグローバルな協力行動を取らなければ、死亡者数が2倍になる可能性があると警告した。

 AFP通信によると、グリニッジGMT標準時間(GMT)27日夜10時30分(東京時間28日午前7時30分)時点で、新型コロナウイルス(中共ウイルス、SARS-CoV-2)は世界で33,018,877人に感染し、100万9人の命を奪ったという。中国を除いて、米国では20万人以上の死者が出ており、次はブラジル、インド、メキシコ、イギリスの順となっている。

 第一波の疫病によって深刻な被害を受けたヨーロッパは、今は第2波感染例の激増に直面している。ドイチェ・ヴェレの報道によると、最近112カ国で過去2週間に比べて多くの症例が報告されているという。英国、オランダ、マレーシアなど一部の国では、新たな症例数が2倍にまで激増した。社交距離を保ち、お店やカフェ、交通機関などでマスクを着用することは、多くの都市ではすでに日常生活の一部となっている。

 国際通貨基金(IMF)は今年初め、各国の国内総生産(GDP)の縮小に伴い、経済の混乱が「かつてないほどの危機」を招く恐れがあると警告した。

 9月中旬には、多くの地域で新たに増加した症例が相次いで新高値を更新し、WHOは、より多くのグローバルな協力行動を取らなければ、疫病による死亡者数は200万人に倍増する恐れがあると警告した。

 今年4月、武漢に家族を持ち、カナダのケベック州に住む劉氏は、我々の取材に対し、武漢の大病院で医師として働いている友人の話によれば、中国当局は武漢肺炎の発生当初からパンデミックになることをよく知っていたが、世界を欺くために意図的に隠蔽していたと語った。

 さらに劉氏は、中国共産党は終始疫病の状況を明確に把握しており、WHOは中国共産党の言いなりとなり、指示通りに行動したと強調した。WHOが1月23日にパンデミックを宣言すれば、世界はこんなにひどい状態にはならなかった。これは、世界各国政府が長期にわたり中国共産党政権に対して統制を加えなかった結果である。

(翻訳・藍彧)