旅客機の翼の上に歩いている女性(イメージ:ツイッター動画のスクリーンショット)

 ウクライナの首都キエフにあるボルィースピリ国際空港で、ウクライナ国際航空のボーイング旅客機に搭乗していた女性客が、着陸後の機体の非常口を開け、飛行機の翼上を歩き回った。女性は「機内が暑すぎる、体を冷やしたい」と話していたという。ウクライナ国際航空は重大な航空安全法違反になるとし、女性をブラックリストに載せた。

 英国の日刊紙「ザ・サン」9月1日の報道によると、ウクライナ国際航空のボーイング旅客機がキエフに着陸した後、ある女性が機体後方にある非常口を開け、翼の上を歩き始めた。この時乗客はほぼ全員が降りていたという。

 また当時、既に機体から降りていた女性の2人の子どもが、翼の上にいる母親の姿を見て、「あれ、ママだ!」と驚きの声を挙げていたという。パイロットは警察に通報し、救急車と警備員が出動した。女性は無事に機内に戻り、「暑すぎたので、非常口を開けて涼んでいた」と説明した。

 女性は飲酒や薬物使用の検査を受けたが、いずれも陰性だった。今回の旅行は夫と子どもの新学期前休暇だったようだが、重大な航空安全法違反行為を受け、ウクライナ国際航空は女性をブラックリストに載せた。

 この不可解な行動に、ネットユーザーは「彼女が飛行機に乗るのはこれが初めて?」「もし飛んでいる飛行機の翼の上だったらすごいのに!」「その下にスーパー扇風機があるよ」「翼についているブラックホールの中の方が涼しいよ」といったツッコミを投稿した。

(翻訳・林華)