マイク・ポンペオ(Mike Pompeo)米国務長官(イメージ:パブリック・ドメイン)

 米FOXニュース放送局の番組Bill Hemmer Reportsが放送した閻麗夢(閆麗夢、Limeng Yan)さん独占インタビューに対し、マイク・ポンペオ(Mike Pompeo)米国務長官は7月16日、ウイルス研究者閻麗夢博士が述べたことに賛同した。中国共産党政権は武漢肺炎(新型コロナウイルス感染症)がパンデミックとなるかなり前から、人から人へ感染することを知っていた。トランプ政権は北京当局にパンデミックを招いた「責任」を取らせるために、厳しい制裁を科すという。

 7月13日のBill Hemmer Reportsにおける独占インタビューで、閻麗夢博士は「中国政府が武漢肺炎の研究を審査し隠蔽しなければ、多くの命が助かるだろう。彼ら(中国政府)は嘘をついた。彼らはこの新型コロナウイルスについて前からよく知っていた」と述べた。

 「中国政府は昨年12月、すでに40人以上の中国国民がこのウイルスに感染していることを確認しており、すでに人から人への感染が発生した。しかし、3週間後になってようやくウイルスの流行を公式に認め、防疫のゴールデンタイムが台無しになった。パンデミックにはタイミングが非常に重要だ。早期に防ぐことができれば、多くの命を救うことができる。」

 ポンペオ氏は閻麗夢博士の発言に同意した。

 ポンペオ氏は「このウイルスを世界に発表する前から、(中国政府は)人から人へ感染することがわかったいたにもかかわらず、世界の人々の健康と安全に致命的な脅威をもたらすことを隠ぺいし、パンデミックを引き起こした」と話した。

 さらに、「世界保健機関(WHO)は同様に(隠ぺいに)参与した。(WHOは中国共産党とともに)中国武漢からのウイルスの脅威に対処するために必要な情報、知識を世界に提供することを拒んだ」と強調した。

 ポンペオ氏は米国は北京当局に責任を取らせるように働きかけていると示した。

 トランプ政権はここ数か月間、北京当局が新型コロナウイルスのパンデミックをめぐる隠ぺい行為に対し制裁を科すと主張してきた。

(翻訳・柳生和樹)