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 情報筋はこのほど、中国の水利専門家が三峡ダムの決壊シミュレーションを行った衝撃的な結論を明らかにした。

 数日前、ある情報筋が海外メディア中国語新聞「大紀元時報」に伝えたところによると、以前の水利専門家が三峡ダム決壊のシミュレーションを行ったことがあり、三峡ダムが決壊した場合、宜昌を含む下流にある都市ではなく、上流にある都市のほうが先に浸水され、四川省が海になるという衝撃的な結論に至ったという。

 専門家の実験の結果によると、三峡ダム決壊後、水が直接流れ落ちるのではなく、山津波が発生することにより堰き止め湖が形成され、上流水位の急激な上昇につながる。四川盆地(しせんぼんち)が真っ先に水害の衝撃に当たるという。

 洪水が最高水位まで上昇してから下流に突入するまでの間にタイムラグがあるが、それほど長くない。専門家は、洪水量がピークに達してから流れ落ちる破壊力はさらに増し、最も被害が大きいのは宜昌ではなく、下流の中間都市にあると指摘した。

 専門家はまた、今後大洪水が発生した場合、中国南部は海になり、湖北省には一か所だけ避難できる場所、海抜が十分に高い神農架林区(しんのうか‐りんく)であると示した。

 同情報筋によると、中国水利部はこの実験の結果に基づいて、神農架林区に休暇用のリゾートセンターを建設したとし、実は万が一洪水が来た場合の避難所としての役割を果たす意図があるという。

 同情報筋はまた、外界は様々なデータを統合して三峡ダムが決壊するかどうかを分析しているが、中国政府が公表したデータの多くは偽情報であり、それを分析した結論は正確ではない可能性があると警告した。

【翻訳編集】Visiontimesjp News