浸水された宜昌市(イメージ:ツイッターの写真)

 中国南部は6月から豪雨が続く中、三峡ダムが注目されている。 中国の公式メディアによると、三峡ダムは6月29日に初めて放水し、今後の洪水発生を見越して貯水能力を高めるためだという。

 新華社通信によると、長江の中上流での大雨の影響で三峡ダムへの入水量が増え続け、 洪水に繋がる恐れがあるとし、ある程度の貯水能力を高めるために、三峡ダムは6月29日午前に二つの排水口を開け、排水量を増やしたという。今回が今年初めての放水だと報じた。

 ツイッターには中国水利省長江水利委員会が6月28日午後4時に発行したと明記された指令が投稿された。同指令によると、北京当局は6月28日20時から31,000立方メートル/秒の流量で放水し、 29日8時から毎秒35000立方メートル/秒の流量で放流するように中国長江三峡グループ有限会社に指示したとのこと。

中国水利省の指令(イメージ:ネット写真)

 香港メディア「東方日報」6月25日の報道によると、中国政府はこの前にもすでに三峡ダムが決壊しないように放水を行っていたようだ。その結果、6月27日に三峡ダムの下流に位置する湖北省宜昌市全体が浸水されたという。

 宜昌市浸水の責任を逃れようとして、中国政府が6月29日に初めて三峡ダムの放水を公言したのではないかと疑問視されている。

 現在、長江の下流に位置する全ての都市(武漢、南京、上海を含む)は浸水されるリスクが高い。

(看中国記者・黎宜明/翻訳・藍彧)