韓国瑜氏(イメージ:高雄市政府)

 6月6日の夜、台湾の高雄市長・韓国瑜が住民投票により罷免された。中華民国中央選挙委員会によると、賛成は939,090票、反対は25,051票、無効票は5,118。合計969,259人が投票し、投票率は42.14%だった。

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 中華民国の「公職選挙罷免法」の規定によると、罷免には2つの条件を満たす必要がある。一、不賛成票よりも同意票が多いこと。二、同意票の数が選挙区の有権者数の4分の1を超えていること。

 高雄市選挙委員会によると、高雄市の有権者数は2,299,981人。したがって、韓国瑜の罷免が成立するには同意票が574,996以上必要となる。今回集まった賛成票数はこれを大きく上回る結果となった。

 2018年、韓国瑜はが892,545票で高雄市長に選出された。高雄市長・韓国瑜の罷免は、台湾の民主主義史上初となる直轄市市長の罷免である。

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 中華民国の蔡英文総統は、「この結果はすべての政治家にとって最大の警告である。国民は私たちに権力を与えることができ、もちろんそれを回収することができる」とフェイスブックに投稿した。

(翻訳・黎宜明)