武漢市中心病院眼科の梅仲明副主任(ネット写真)

 武漢市中心病院は3月3日午後、同病院眼科の梅仲明副主任(57歳)が武漢肺炎に感染し、3月3日正午12時に武漢市金銀潭病院で死亡したと発表した。梅氏が武漢市中心病院で武漢肺炎に感染し死亡した3人目の医者となった。

 梅仲明氏は、先日同じ武漢肺炎で亡くなった李文亮氏と同じ病院の眼科に勤めており、第一線の医師ではないという。

 同病院の医師によると、梅仲明氏は1月に病気になったという。「感染したときは第一線の科の医師ではなかった。当時の病院ではまだ『ヒトからヒトへの感染』とは言わなかった。勝手に防護等級を上げるわけにはいかない」という。

 中国新聞週刊2月17日の報道によると、今回の疫病状況で、武漢市中心病院の医療関係者のうち、肺炎と診断された人は230人余りに達し、このうち130人が入院し、100人余りが在宅隔離され、多くの科室主任と病院の上層部が武漢肺炎と診断された。

(翻訳・柳生和樹 / 灯火)