(イメージ:Windy.com)

 国際データプロバイダー「Windy」が追跡したデータによると、2月9日武漢市周辺の大気の中には有毒物質の二酸化硫黄(SO2)が大量に含まれていた。これは同じく大都市である重慶市の二倍だ。これは武漢当局が「有機物」を大量に燃やしていることを意味する。

 Windyのデータを見ると、中国重慶、上海などの地域と比較しても、武漢市の二酸化硫黄の排出量は突出している。濃度は最大1342.27 µg/m3に達し、80 µg/m3の危険レベルよりもはるかに高くなっている。別のグラフでは、武漢周辺の二酸化硫黄の量が1700 µg/m3に増加した。同期間の重慶の排出量は800 µg/m3だった。

 二酸化硫黄(SO2)は、最も一般的な硫黄酸化物である。強い刺激臭がある無色の気体で、雨水に溶解すると、酸性雨が発生する。石油、炭素、天然ガス、生物の燃焼により、この化合物が生成される。

 Twitterユーザー「Interlwave」は、もしこれが石炭火力発電所から放出される二酸化硫黄であるなら、同じ人口規模の上海と重慶、および中国周辺の人口密度の高い都市では大体同じ濃度になるはずだと指摘。だが、それらの大都市は明らかにした武漢市より二酸化硫黄が少ないのだ。

 「Interlwave」は、武漢市が有機性ごみや動物の死骸の有機物を燃やしている可能性があると考えている。しかし、なぜ武漢市が世界の他の地域よりもはるかに大規模なゴミや動物の死骸を生産できるのか想像することは困難だ。

 「Interlwave」は「最悪の場合、武漢市の郊外で死体が焼かれている可能性がある。これはつまり、(武漢肺炎の)死亡人数が中国共産党政権の報告より多いことを意味する」と言った。

 彼は、武漢近郊でこのような量な二酸化硫黄を生成するためには、14,000体の死体を燃やす必要があると計算した。

(翻訳・宛 漣音)