(イメージ / Pixabay CC0 1.0)

 ノルウェーで練習している中国スキーチームは最近、地元の図書館に無理な要求を行い、却下された。中国のクロスカントリーチームは2022年の北京冬季五輪に備えるため、ノルウェーで転地トレーニングに行っていたが、自らの行為によって地元メディアを騒がせた。

 ドイツのメディア「ドイチェ・ヴェレ」は1月3日、中国スキーチームのうち3人が図書館に対し法輪功に関する書籍を撤去するよう要求したが、図書館に拒否されたと報じた。図書館の支配人アンネ・マルケン(Anne Marken)氏は、「ノルウェーは言論の自由を持っているため、彼らの要求に従うことはできない」と話した。さらにアンネ氏は「3人から『法輪功』についての本を取り下げるよう言われたのみならず、他の三冊の書籍にも同じような要求をされた。彼らは、もし中国スキーチームのメンバーがこのような本を読んで摘発されれば、中国にある労働キャンプや刑務所に送られる可能性があると話した」と伝えた。

 ある専門家は、中国スキーチームがノルウェー図書館に敏感な書籍を撤去することを要求したことで、中国の海外への影響力拡大の野心が明らかになったと指摘している。アムネスティ・インターナショナルの潘嘉偉・中国人研究員は「ドイチェ・ヴェレ」に対し、外国政府が一般的に中国共産党の本質に対して警戒心を持たないため、中国政府がより侵略的な方法で海外に影響力を広げることができると分析した。潘氏は、「ほとんどの外国政府は、中国の経済状況が好転すると、普遍的価値を受け入れるようになるだろうという甘い考えを持っているが、このような仮定は間違っている。中国政府が気にしているのは、権力の掌握度を強化することを含め、すべてを掌握することだ。現在、中国政府は海外に勢力を拡大し始めている」と述べた。

法輪大法(法輪功とも呼ぶ)は、高いレベルの佛家修煉大法であり、李洪志先生によって初めて一般に公にされました。法輪大法は宇宙の最高特性である「真、善、忍」に同化することを根本とし、この宇宙の最高特性を指針としながら、宇宙の演化の原理に従って修煉します。ですので、私たちが修めるものは大きな法であり、大道でもあります。李洪志先生が述べられた話は『法輪功(ファルンゴン)』『轉法輪』『大圓満法』『精進要旨』『洪吟』など数多くの著書として発表され、現在40数カ国語に翻訳・出版、全世界で広まっています。(https://www.falundafa.org/により)
 1999年、中国共産党政権が法輪功を組織的に弾圧し始め、法輪功に関する著作は中国の禁書となった。

(文・端木珊/翻訳・柳生和樹)