中国公式メディアの記者はお金を出して、現地の被災者に嘘をつかせてまで、中国共産党を褒めてもらいたいことが暴露された。(ツイッター動画のスクリーンショット)

 トルコ大地震で多くの死傷者が出たにもかかわらず、中国政府は宣伝に利用することを忘れていない。最近、中国公式メディアの記者はお金を出して、現地の被災者に嘘をつかせてまで、中国共産党を褒めてもらいたいことが暴露された。

 9日、インスタグラムで「Mutlu Aile Sırları」というネットユーザーは、多くの中国公式メディアが「お金を寄付する」ことで、トルコの人がトルコ政府に反対するように仕向けていることを暴露する動画を投稿した。

 動画中の男性によると、地震後、中国からの記者が多く来た。これらの記者は、お金を渡すことで被災者たちに、カメラに向かってトルコ政府への不満を示させ、政府の援助が不十分だと非難させたほか、自国政府と中国政府を対比させ、中国政府と中国援助隊を褒めさせようとしていたという。

 このような無理な要求を聞いた多くの被災者は、取材を拒否した。さらに、中国の記者は被災現場で携帯電話で中継放送をしようとしたが、被災者たちに阻止された。

 トルコ大地震の後、各国の救助隊が一刻を争う中、中国の救助隊は到着したばかりの香港の救助隊と合流し、トルコの駐屯地で「国旗掲揚式」を行った。これに対して、ネットユーザーは、「人命救助なのか、政府を宣伝するためなのか」と批判のコメントを残した。

(翻訳・吉原木子)