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 中国の感染拡大で、感染者らに脳炎の症状が頻繁に現れている。人々は「脳炎」が次のピークの主要な症状になることを懸念している。

 深圳大学総医院がウィーチャットの公式アカウントに発表した内容によると、同院の神経内科では1週間に数十人の脳炎患者を受け入れており、20代の若者から60代の高齢者までもいた。患者の中には、ウイルスが脳に侵入して、頭蓋内に感染する脳炎もあれば、ウイルスによる自己免疫性脳炎もあったという。

 また、上海三甲医院(中国における最高等級の病院を指す)の神経内科医は最近診察した神経系関連疾患の患者の中に、新型コロナウイルスによる脳炎患者が少なくないことを明らかにした。

 浙江大学医学院付属第一医院の神経内科医によると、最近治療を受けた患者の中には、ウイルス性脳炎やてんかんの発作、意識混乱やその他の脳損傷の症状を示す患者が少なくないという。

 多くのネットユーザーは、「やっと報道された!私の父は新型コロナウイルスによるウイルス性脳炎で、譫言(ざんげん)をいい、一か月後に亡くなった。父のような患者がたくさんいる」、「身内が新型コロナウイルスに感染して、脳炎になった。最初は熱が出て、3、4日後、幻覚が見え、5、6日後亡くなった」などのコメントをした。

(翻訳・吉原木子)