多くの労働者が鄭州市フォックスコンの工業園区から逃げ出し、徒歩で故郷に帰っている。(ツイッター動画のスクリーンショット)

 中国河南省鄭州市のフォックスコン工場でこのほど、2万人の新規感染者が確認された。そのため、フォックスコン従業員1万人以上が工業園区から脱出し、徒歩で故郷に帰っている動画がネット上で流れている。

 鄭州市フォックスコン工場で発生したクラスターで、熱を出した従業員が誰も対応してくれないなど、救助するメッセージが絶えずネット上に流れたが、当局によってブロックされている。

 ネット上の動画では、多くの労働者がフォックスコンの工業園区から逃げ出し、徒歩で故郷に帰っている様子が映っている。

 別の動画では、有刺鉄線のフェンスを越えて逃げる若者たちの姿が映っている。

 また、高速道路では、徒歩で逃げる若者の姿も大勢見られた。

 さらに、大勢の若者が夜陰の中、帰省のために急ぐ姿が映っている動画もあった。

 アップル社のiPhoneの95%以上が中国のOEM(他社ブランドの製品を製造すること)工場で生産されている。フォックスコン従業員の流出が投資家の懸念を高めている。投資家らは、中国共産党のゼロコロナ政策が国際的なサプライチェーンのリスクを増加させていることを懸念している。

(翻訳・藍彧)