多くの人が税関で制限される輸入禁止品を持っていた。(YouTube動画のスクリーンショット)

 税関で、多くの人が持っていた果物やその他の食べ物などが規定の量を超えたために、没収されたという経験があるかもしれません。では、これらの没収された食べ物は、その後どうなるのでしょうか?

 これらの没収された食べ物は、直接ゴミ箱に捨てられるのではありません。まず、税関の職員は、これらの食べ物を小さな部屋に運び、すべて切り開き、細かく切り刻みます。害虫などがいないか確認してから、作業台の丸い穴の中に水で流します。そして穴の中にある研磨機が、流し込まれたものを完全に切り刻みます。

 これらのことは、海外からの害虫や外来植物が自国に侵入し、自国の生態系への破壊を防ぐためです。そのため、税関の職員さんは必ず容赦なく輸入禁止品を直接没収します。その分のお金が無駄になっただけでなく、罰金される可能性があるかもしれません!屁理屈をこねても泣いても無駄なので、輸入禁止品を持ち込まないようにしましょう。

 では、どのような物が輸入禁止品になるのでしょうか?

 各国の税関で制限される輸入禁止品は異なりますが、出入国の際に税関で輸入禁止品とされやすいものは大体同じです。

 肉類

 基本的に、動物の肉製品は、二本足でも四本足でも、生肉でも加工品でも、持ち込むことは税関で許可されません。真空パックされていてもダメです。干し肉、豚のでんぶ、ハムなどは、最も一般的な輸入禁止品です。生乳、卵、毛ガニなども禁止されています。

 卵を含むお土産

 米国、オーストラリアなどの国では、卵黄を含むベーカリー製品を持ち込み入国することは許可されません。蛋黄酥(卵黄パイ)または卵黄が中具にある月餅などは税関で没収されることがあります。

 新鮮な果物と野菜

 食用に加工された植物や種子は基本的に大丈夫ですが、植物検疫カウンターでの受検が必要な場合もあります。

 鉢植えなどの植物製品

 オーストラリアの税関では、竹を素材として使用される製品は害虫を携帯する可能性があるという理由で、竹製のお箸さえ入国を許可されていないとか。

 土

 害虫防除のため、ほとんどの国が土の持ち込みが禁止されています。税関で検査が厳しい国では、靴に土が付いたままの入国すら許可されない場合があります。

 大量の現金

 海外に行くということはお金を使うことであり、お金を持たずに海外に行くことはありませんが、限度額を超える現金を持ち込んで申告しないと、税関で没収されることがあります。

 大量のブランドバッグ

 海外でブランドバッグを購入することは出来ますが、その総額が一定額を超えると申告が必要になります。限度額を超えても申告しないと、税関で没収されることがあります。

 保護された動物で作られた製品

 アイボリージュエリーなど、保護された動物で作られた製品は税関で検出されると没収されます。

 海賊版の製品

 海賊版の製品は入国することは許可されないので、税関で没収されるだけでなく、犯罪になる可能性があるというのがほとんどの国で合意されています。

 銃型のおもちゃ

 台湾の芸能人の納豆(林郁智)さんはかつて、ピストル型のトイレブラシが香港の税関で没収されたことがあります。

 海外旅行が難しいこの時期ですが、今後の海外旅行に備えて、今知るべき情報をどんどん入手することをお勧めします。上記の物をいったん家に置いておいて、これからの海外旅行を楽しみにしましょう!

(翻訳・宴楽)