爆発が起きた共同住宅(ネット上の動画のスクリーンショット)

 上海市内の住民宅で2日未明、ガス爆発が発生し、少なくとも4人が負傷した。多くの住民が夢の中で爆発音に起こされ、パジャマのままで家から逃げ出した。

 上海夕刊紙「新民晩報」によると、上海浦東新区上鋼三村の5階建て住宅で2日午前5時50分、突然ガス爆発が発生した。1階の住民宅でガス管漏れの疑いで爆発が発生し、家の中の4人が負傷したが、幸いにも命に別状はなく、負傷者は病院に運ばれた。

 住民によると、爆発が起きた家は「共同住宅(群租房)」で、違法にガス管を改造していた疑いがあるという。

 中国の「共同住宅」は、住居の構造や間取りを変えて小さな部屋をいくつも作り、部屋ごと、あるいはベッドごとに貸し出している。このように多くの人が狭い空間に密集して生活し、一人当たりの居住面積はわずか数平方メートルであるとのこと。

 ネット上の動画では、爆発音に怯えた住民の多くはパジャマのまま家から逃げ出している様子が映っている。外に出てから、1階の家が爆発し、壁が粉砕されていることに気づいた。爆発現場はめちゃくちゃになり、家具や雑物がガスの爆発で庭に吹き飛ばされた。

(翻訳・藍彧)