天津市浜海新区政府は28日、浜海新区北塘付近の住民から刺激臭がするとの通報があった。(ツイッター動画のスクリーンショット)

 中国天津市浜海新区で28日、刺激性のガス体漏れが疑われた。多くの地元住民が、吸い込んだ後、不快感や喉のかゆみなどを感じたという。地元政府は、武装警察が実弾投擲訓練を行っているとの通知を出した。

 中国公式メディアによると、天津市浜海新区政府は28日、浜海新区北塘付近の住民から刺激臭がするとの通報があったが、近隣の武装警察による実弾投擲の日常的な訓練であり、気圧が低く拡散条件が悪いために起こるもので、発生した臭いは人体に害はないとの通知を出したという。

 しかし、地元のネットユーザーは、公式声明をまったく信じていなかった。

 「人体に危害がないのにどうして咳が出るのか。無毒というからには無害なのか? 根拠を示せ?とにかく証拠のない言葉を信じない」

 「北塘は私のところから十数キロ離れているにもかかわらず、こちらで刺激臭を感じた。どれだけの実弾を投じたのだろうか?」

 「座標は理工系大学、不明なガス体漏れ、寮でN95マスクをしても咳がして、喉が苦しい!こんなに時間が経っているのに、何の告知もないなんて、結局何のガス体なんだ!!」

 ネットユーザーが投稿した動画によると、全域が霧に包まれ、多くの人々が不快感を感じ、咳がする様子が映っている。

(翻訳・藍彧)