USBケーブルを備えた携帯電話のバッテリー充電器( CC0 Public Domain via pxhere)

 米民主党議員の多くが、商務省に対し、欧州連合(EU)に倣って、電子製品の充電口の統一を義務付ける法改正を要求していると、米メディア19日の報道で分かった。

 特に、アップルのLightning充電器は、不要な電子廃棄物を発生させる恐れがあるとして、その交換を呼びかけている。

 議員らは最近、ジーナ・レモンド商務長官に電子製品の充電ポートの統一を求める共同書簡を送った。

 EUはこれまで、2024年秋までに、モバイル電子機器のスマートフォン、タブレット、ヘッドホン、パソコン、デジタルカメラ、携帯ゲーム機、ノートパソコン等のポートの規格をUSB Type-C(USB-C)で統一することになった。ノートパソコンは2026年、他の機器は24年には完全に移行することになる。

 これまでの情報によると、アップルは来年のiPhone 15 Pro、15 Pro Maxを優先的にUSB-Cに切り替える可能性がある。ベースモデルは引き続きLightning充電器を使用し、USB-Cに完全に置き換えられるのは2024年になる見通しだ。

 また、アップルはこのほど、新しい35WのデュアルホールUSB-C充電器を発売した。ほとんどの場合、この充電器は、接続された2つのセットアップ間で電力を均等に分配する。例えば、MacのノートパソコンやiPhoneとiPadのタブレット端末を同時に充電することが可能。充電時には、1台あたり最大17.5Wの電力を受けることができる。

(翻訳・藍彧)