中国の湖南省、広西チワン族自治区、重慶市、北京市など多くの地域が6月1日から5日にかけて、豪雨に襲われ、洪水が発生し、多くの地域の住民が深刻な影響を受けた。(ツイッター動画のスクリーンショット)

 中国の湖南省、広西チワン族自治区、重慶市、北京市など多くの地域が6月1日から5日にかけて、豪雨に襲われ、洪水が発生し、多くの地域の住民が深刻な影響を受けた。

 中国メディアやネットの情報によると、6月5日、降り続く大雨の影響を受け、広西チワン族自治区桂林市、河池市などの地域で洪水と浸水が発生し、道路の多くの区間で洪水による冠水や土砂崩れが発生した。

 桂林市陽朔県は4日から5日にかけて、大雨に見舞われた。5日午前、豪雨の影響で、陽朔遇龍河の水位は約1メートル上昇し、警戒水位を超えた。

 ネットユーザーが投稿した動画には、桂林市の龍勝偉郷江も豪雨に襲われ、洪水は水位の警戒水位を超え、橋の底まで近づいている様子が映っている。動画では、路上の水の流れが非常に速いことがわかる。水位はすでに橋に近づき超えそうだ。

 広西チワン族自治区に加え、湖南省の多くの地域でも豪雨が降り、1日から3日にかけて、省内の28万人近くが洪水の被害を受け、2人が死亡、7人が行方不明になり、8000人以上が緊急避難、170棟の家屋が倒壊し、1.01万ヘクタールの農作物が被災した。

 資江(しこう)、沅江(げんこう)の本流の一部の水位観測所では、水位が警戒水位を超えた。また、大雨により、多くの地域で土石流、交通機関の運休、貯水池の越水、家屋の倒壊、都市部の冠水など、各地で危険な状況や災害が発生した。洪水防止の緊急対応はレベル4からレベル3に引き上げられた。

 北京では4日夜に強風、稲妻や雷鳴が発生し、豪雨が降った。北京では 4日から5日にかけて、強風、豪雨、雹が続いた。

 北京の上空に4日、奇妙な積乱雲が現れ、まるで大悪魔の顔のようだ。北京順義区、通州区など多くの地域で、直径5cmにも及ぶ大きな雹に見舞われた。

 重慶市で5日、豪雨が降った。重慶市雲陽県の有名な万步梯は一瞬にして滝に変わった。

(翻訳・藍彧)