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 米国で深刻化する粉ミルク不足がサプライチェーンの問題を浮き彫りにする中、親たちはツイッターやフェイスブックなどのソーシャルメディアにスーパーの棚が空っぽになっている写真を投稿し、メディアの報道と政府の対応を懇願している。

 FOXニュースは、ミシガン州の幼い子供を持つ母親にインタビューした。彼女が最後にアマゾンに注文した粉ミルクは、まず遅延し、最終的にはキャンセルされたそうだ。ニュースを知った彼女はすぐに家を飛び出して店に粉ミルクを探しに行ったが、少なくとも4つの地元の店には品物がないことに気づいて、がっかりした。

 ニューヨークの新生児の母親は、FOXビジネスチャンネルに、「赤ちゃんが生まれて数日後に粉ミルクを買いに近所のターゲットに行ったとき、棚がまったく空だったときは、心が沈んだ」と述べた。

 ジョージア州のある母親はツイッターでブライアン・ケンプ州知事に「いつになったら粉ミルク不足について話し始めるのでしょうか。泣くべきではないが、どうやって4ヶ月の子供を育てるのかを知りたい!」と懇願した。

 乳児用粉ミルクの不足は、継続的なサプライチェーンの問題から始まり、ここ数週間、アボット社のミシガン州タージス工場で製造された粉ミルクを飲んだ乳児4人がクロノバクター・サカザキ菌によるまれな感染症にかかり、乳児2人が死亡したとして、リコールとなり、サプライチェーン問題が激化した。

 小売データ会社データセンブリー(Datasembly)の分析によると、先週26の州で主要粉ミルクブランドの40〜50%が売り切れたという。被害が最も深刻な州は、アイオワ州、ミズーリ州、サウスダコタ州、テネシー州、テキサス州で、テキサス州サンアントニオでは56%と最も高い品切れ率が発生した。

(翻訳・藍彧)