法輪功学習者が兵庫県神戸市の元町駅前で署名活動を行う。(法輪功学習者より)

 4月30日から5月5日にかけて、法輪功学習者が兵庫県神戸市の元町駅前で、「江沢民に法の裁きを」という江沢民元中国共産党党首を制裁するよう呼びかける署名活動を行う。この活動が多くの兵庫県民と複数の議員からの応援を受けた。

 法輪功は、法輪大法(ファールン・ダーファー)とも呼ばれる。1999年7月20日、中国共産党の江沢民総書記(当時)の指示に従って、中国共産党政権の文化大革命以来、最大の政治運動を開始し、約1億人の法輪功学習者が迫害を受けている。中国共産党は多くの法輪功学習者の臓器を強制摘出し、臓器売買していることが明らかになった。2006年7月6日、カナダ議会議員デービット・ギルガー氏と国際人権弁護士デービット・マタス氏がカナダ議会で記者会見を開き、中国における法輪功学習者の臓器を生きたまま強制摘出する告発が紛れない事実であると調査結果を発表した。また、臓器摘出は、病院地下の秘密収容所で行われており、摘出された人は、生きたまま焼却炉で処理されていたことが、証言者によって明らかにされた。この迫害は今日も続いている。

 中国共産党による人権弾圧、臓器狩りに直面する法輪功学習者たちは最近、一連の活動を行っている。その活動の1つとして、4月30日から神戸市で江沢民元中国共産党党首を制裁するよう呼びかけた署名活動である。

 この活動が多くの兵庫県民衆の応援を受けた。5月1日午後まで2日間、この活動の開催者は255人の署名を集めた。

署名を集めている法輪功学習者(法輪功学習者より)

 兵庫県芦屋市議員の川上朝栄氏は4月30日、前国会議員長尾たかし氏、兵庫県西宮市議員のやの正史氏、兵庫県川西市議員中曽千鶴子氏は5月1日、活動の現場で、講演を行った。

講演中の兵庫県芦屋市議員の川上朝栄氏(法輪功学習者より)
講演中の前国会議員長尾たかし氏(法輪功学習者より)
講演中の兵庫県川西市議員中曽千鶴子氏(法輪功学習者より)

 兵庫県芦屋市議会では平成30年に海外渡航移植の危険性を訴える意見書を採択した。

 産経新聞の昨年8月20日付の記事によると、これまでに少なくとも14の地方議会で対中人権侵害非難意見書が採択されているという。

 4月24日、台湾法輪大法学会の朱婉琪弁護士は、「中国人による江沢民への刑事告発を支持するグローバル署名活動」の最新統計結果を発表し、これまで世界37か国と地域から392万人の署名を集めたという。

 朱弁護士の発表によると、台湾、日本と韓国からの署名が最も多く、台湾134万1,107人、日本96万9,527人、韓国67万8,046人で、日本の署名は世界全体の4分の1を占めている。

(看中国記者・黎宜明)