2019年6月25日ホワイトハウスで軍人に名誉勲章を授与しているトランプ大統領(ホワイトハウス / パブリック・ドメイン)

 ボイス・オブ・アメリカ(VOA)の報道によると、オーストラリアのシドニー大学の米国研究センターは8月19日、「中国が持続的に増やしている弾道ミサイルにより、米国およびその同盟国の西太平洋における軍事基地、空港、港湾、および軍事施設のほとんどすべてが脅威にさらされている」とする報告書を提出した。それらのミサイルは米軍基地の大半を「数時間内に」完全に破壊することができるという。

 8月20日、ホワイトハウスの記者会見で、トランプ大統領は中国の軍事力について考えると夜眠れないのではないかという質問を受けた。

 トランプ大統領は、夜眠れないほどのことではないと答えた。「我々はあらゆるものを完全に破壊することができ、世界で最も強力な軍事力を持っている」

 トランプ大統領は、2年半前の就任当時、米国は確かに「最悪の状況」だったが、今は「非常に強力な地位」にあり、国防費は7000億ドルから7380億ドルに増えたという。「私たちは今、世界で最も強力な軍隊を持っている。もうすぐすべての再建を完了するだろう」

 彼は、軍事力の面で米国のレベルに到達している国はないとし、「まだまだだ」と話した。

 記者は、中国の軍事力について何も心配していないのかと問い詰めた。トランプ大統領は「いいえ。(中国共産党政権がアメリカに軍事攻撃をすれば)彼らは代価を支払うことになるだろう。そして彼らはその代価を支払いたくはないのだ」と答えた。
 
(翻訳・柳生和樹)