京東本部ビル(N509FZ, CC BY-SA 4.0 , via Wikimedia Commons)

 中国の電子商取引会社、JDドットコム(京東商城)で大規模なリストラが行われているという。社員によると、毎日1000人以上の退職者が並んで離職手続きを待っているという。

 中国メディア「第一財経」によると、京東商城のリストラは2週間前から行われており、まだ止まる気配はないという。ある社員によると、同僚が午後に退職手続きを行なったところ、待つ番号はすでに1000人以上になっていた。最近の京東商城では毎日大勢の社員が退職手続きを行っているため、解雇は毎日1000人を超えると推測されている。

 京東物流で働く社員によると、京東物流のリストラの割合は4割と推定され、上司はリストラの理由について「会社の組織構造の変動」という一言だけだという。

 京東商城傘下の医療部門もリストラの割合が2割に達し、ネット病院の一部では6割から7割のリストラが行われると噂されている。皮肉なことに、1月初めに大規模な求人を行ったばかりで、1月17日に大量解雇のニュースが流れるとは誰も思ってもいなかったのだ。

 ある社員によると、数日前、京東工業の同僚が部署全体の解散を知らされ、翌日には猶予の期間もなく離職手続きを取らなければならなかったという。

(翻訳・藍彧)