北京海淀区では、15日に初のオミクロン株の市中感染が1例確認された後、直ちに事態を収拾し、コロナをゼロにした。北京から115キロしか離れていない天津市での防疫措置と比べて、北京の速さが衝撃的だった。

 当局は15日夜にいわゆる濃厚接触者を集中隔離のために、大量な大型バスを出動させた。北京市での冬季五輪の開幕を来月に控え、オミクロン株の感染拡大の抑止を急いでいる。

 ネットユーザーが投稿した動画には、北京市海淀区など複数の場所で15日の夜、PCR検査が実施され、市民が長蛇の列を作っている様子が映っている。

 北京市から高速鉄道で30分の場所に位置している天津では、実態がまったく違っていた。17日、天津では無数の住民を集中隔離のために、多数のバスが出動し続けた。

 ネットユーザーが投稿した動画には、住民を集中隔離するために使われる大型バス、天津市の道路の至る所で大量に見かけることができる様子が映っている。

 「見てください、突然現れた大型バスの数々」

 「団地は封鎖区域になった。皆さん、家から出ないでください。防護をしっかり行ってください」

 「多くの住民の家のドアに電磁波警報器を設置し、住民の外出を厳しく禁止している」

(翻訳・藍彧)