ハーバード大学(イメージ / Pixabay CC0 1.0)

 ハーバード大学のエコノミスト、ケネス・ロゴフ氏はこのほど、米国のインフレは来年まで続くと予測した。

 ロゴフ氏は、FRB(連邦準備理事会)の政策担当者は「利上げによるインフレ暴走の阻止」と「景気後退の回避」のバランスを取らなければならないため、おそらく「慎重」になるであろうと予測した。「2023年になってもインフレが続くのはそのためだ」とロゴフ氏は語った。

 バイデン大統領が昨年就任して以来、アメリカのインフレ率は1.4%から7%に急上昇した。ロゴフ氏の予測が正しければ、バイデン大統領の任期中は高いインフレが続くことになる。

 16日に発表されたCBSの世論調査では、有権者の50%近くがバイデン大統領に「失望した」と答え、58%が「バイデン政権は経済全体に十分配慮していなかった」、65%が「政権はインフレに十分配慮していなかった」と回答した。

(翻訳・藍彧)