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 天津市の集団感染は現在、遼寧省大連市と河南省安陽市に波及している。台湾の専門家は、冬季五輪で閉ループ的な管理を採用しても、感染が発生する可能性が高いと分析した。

 ボイス・オブ・アメリカは12日、台湾の元衛生福利部部長である涂醒哲氏の発言を引用し、中国のほとんどの国民はジノバック製ワクチンを接種したが、ジノバックワクチンのCOVID-19に対する防御力は一般的に低いと考えられているため、中国でコロナをゼロにすることは難しいと述べた。

 また、オミクロン株に感染した患者の6割は無症状であるため、北京冬季五輪が閉ループ的な管理を実施しても、食料などの物資が外部から各会場に運ばれ、人員の移動に伴って、無症状の感染者が1人でも逃れれば、会場で集団感染が発生する可能性が高くなると指摘した。「だから、2つの状況しかない。1つは感染がないことにする、つまり嘘をついて隠すこと。もう1つはいっそ開催しないようにすること。そうしないと、一度開催してしまうと、完全に感染をゼロにするのは難しいだろう」

(翻訳・藍彧)