トランプ前大統領(Gage Skidmore from Surprise, AZ, United States of America, CC BY-SA 2.0 , via Wikimedia Commons)

 米保守系団体が南部フロリダ州オーランドで開いた年次イベント「保守政治行動会議(CPAC)」は27日に閉幕し、有名な世論調査「ストローポール(Straw Poll)」を発表した。トランプ前大統領(75)が59%の支持を得て首位を獲得した。

 2位はフロリダ州知事のロン・デサンティス氏で、得票率は28%、昨年同期の21%から大幅に増加した。「トランプ氏とデサンティス氏」は、保守派・共和党の上位2位となり、共和党内の他の候補者をはるかにリードしていることが明らかになった。

 CPACの開幕日24日に、ロシアがウクライナに侵攻した。ポンペオ前米国務長官が、米国の弱さがプーチン氏のウクライナ侵攻を招いたと述べた。CPACの年次総会に出席したトランプ氏は「私がホワイトハウスにいたら、プーチン氏は絶対にウクライナ攻撃しなかっただろう。プーチン氏は他のすべての国と同じように米国を恐れ、米国を尊重しているからだ」と述べた。

 参加者は、ウクライナの人々の抵抗に感銘を受け、ウクライナへの支援を呼びかけた。全米で有名なラジオパーソナリティ、マーク・R・レヴィン氏は、CPACの演説で「ウクライナのゼレンスキー大統領、歴史は彼を1000年記するだろう」と述べた。

(翻訳・徳永木里子)